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2005.06.27

本番雑感

 土曜はアンサンブルの演奏会本番でした。
 きちんと音出ししたぞ、という感覚があまり持てないまま本番突入。
 降り番の時には廊下で楽譜を読み直したり、ホールに入って演奏を聴いたりしてました。

 あー。なんというか、全体的に、みんな本番に強いんですかね?(笑)
 オープニング、スーパーマンのテーマのアインザッツの揃いっぷりはすさまじい物があったような。
 そのオープニング、手元にある録音には入ってません。スイッチ押し忘れてました(爆)。配られる録音を待ちます。

 自分の出番に関しては、いろいろ面白かったです。ええ、実に。

 トロンボーンのカルテット(ポートレート)。
 高音のグリッサンドで思いあまって上に外してしまい、ちょっと動揺しました(笑)。
 4人ともカラーが違っているので、よく言えば4人の個性の出た演奏、悪く言えば方向性にまとまりが足りない演奏だったかも。ブレスのタイミングも難しかった(曲のせいでもあるけれど)。こればかりは練習を重ねるしかないのかな、と思ったり。
 練習回数の割に周囲からの評判は良かったみたいですが、トロンボーン4重奏という形態にだまされてませんか皆さん。
 そういえば某嬢から「ホールの外にいても、ホールの中で聴いてるみたいな音量だった」と言われました。わはは。

 金管5重奏(Jive for Five)。
 2部の冒頭だったのだけれど、休憩が明けるのを演奏者が待ちきれなくて休憩時間打ち切って演奏を始めたというのは前代未聞では(笑)。小さいホールでお客さんの行動もよく見えるからできることですな。
 練習量が物を言ったか、とても演奏がスムーズ。いろいろ小技やコネタを仕込んで、楽しみました。私の小技は当日の仕込みだったのですが、思ったより良かったかも。あまり違和感なし。M氏、ナイスファイト&GJでした。

 メイン、ニューヨークのロンドンっ子。
 終曲の後半、カンカンのところ。いつも少しもたれたような演奏になっていたのに、本番は怒濤のように前に進む進む(にやり)。気持ちよかったです。


 冬の本番に向けての練習がすでに(演奏会翌日から)始まっているグループもあるようで。金5もこの週末から始まるようです。また楽しみですわ。
 カルテットもやりたいなあ。楽しい。
 個人的な事情により練習が去年までのように頻繁にはできないので、いろいろ工夫が必要だなあとあらためて思いました。がんばろ。

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2005.06.20

忘れた頃に

 1月末にあった大学のアンサンブルコンサートの(自分の出演団体の)録音をいただきました。
 他者からの感想は聞いてましたが、どんな演奏をしたか忘れかけてたので、聴いてみた衝撃もひとしおでした(謎)。
 とくに超小編成(笑)でのアルメニアン・ダンスは衝撃というか笑撃というか(苦笑だけど)。でもとても面白かったので、またやってみたいなあと思ったりしていたりして。
 スコア指定通りの(だと思う)編成で出た古典幻想曲の方は思ったより無事だったというか、全体としてはこのメンバーでの練習回数を適切に反映していた感じ。良くも悪くも。全体的に若くてアンサンブルしきれていない音色の中にところどころいかにもOB・OGな音色があって、演奏を引き締めてる感じもあるけど現役たちをある意味で煽っている一面も。テンポが巻いていて落ち着かない感じがするのは本番だからよくあることで。
 トロンボーンはもっと好き放題吹いていたつもりだったけれど、意外とそうでもなかった。アルメニアン・ダンスもだけど……マイク位置のせい?

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2005.06.16

音楽ってすごいや

 6/15、シカゴ・ブラス・ソロイスツ@浜離宮朝日ホールを聴いてきました。

 天気はあいにくの雨。
 しかも、会議のあとの打ち合わせが長引いて職場をでるのが予定より遅れ、さらに新橋駅から道に迷い、思わぬ量のウォーキングを強いられて、結局開演から二十分遅れで会場着。
 歩いている最中ずっと最悪な気分で、ホールに着いたときも何だかしょんぼりだったのです。
 しかし。
 ホワイエのモニターを通じて彼らの音楽を聴いているうちに、そんなアンニュイな気分はどこかへ綺麗にすっ飛んでいってしまいました。そりゃあもう見事に。音楽の力ってすごいや。あわてて息を切らして開演に間に合うより、これでよかったかもしれない。

 2曲目からはホールに入れました。でも、自分の席には行かず最後列で立ち見をしてくださいとスタッフからいわれました。周囲の聴衆のことを考えた、良い措置だと思います。曲の合間に人が歩いているのって気になりますもんね。

 2曲目はエヴァルドの金管五重奏曲の一番。
 なんという柔らかな音、なんてきれいなブレンド、なんて美しいpp。うっとりしているうちに、あっという間に終わってしまいました。ブレンドしすぎてトランペットがちょっと埋もれたりしたところもありましたが、もーそんなの些細なことです。本当に綺麗。
 ああいうやわらかい音、いいなあ……! ああいう音色でpからfまで吹けるようになりたいなあ。うっとり。

 休憩を挟んでアーノルドの五重奏曲。自分がアンサンブルコンテストで1楽章を演奏したのはもう3年前のことなのですが、虚心には聴けませんでした(苦笑)。
 一応そこそこ難曲だと思うんですが、難曲に聞こえないのはどうしてなんでしょうか。どうしてあんなに軽々と。3楽章が終わって、気がついたら思わず口元に笑みが浮かんでいました。

 それからウエスト・サイド・ストーリーの組曲から5曲。プロローグ、I Feel Pretty、トゥナイト、マリア、アメリカ。
 プロローグ、意外なところでトランペット(2nd?)がオクターブあげていました。マリアとアメリカはつなげて。マリアの盛り上げ方が素敵でうっとり。アメリカはもう言うことなし。少々のミスはあれど、ほとんど気になりませんでした。

 最後はポーギーとベスの組曲から4曲。圧倒的。5本しかいないのに、倍はいるんじゃないかと思うほどの密度と響き。「金5でこんな響きが出せるんだ!」と驚きました。また一つ一つの曲が恰好良いし……。

 アンコールは3曲。とくに一番最後の「茶色の小瓶」が洒脱で素敵でした。鳴りやまない拍手。

 今回の席は前から5列目だったので、奏者の表情もよく見えました。いつも後ろの方の席ばかりでしたが、前の方もよいものですね。浜離宮のホールは室内楽向けという感じで、聴衆と演奏者との距離も近く、音響もよく、どことなくアットホームでしたわ。
 曲間のメンバーの語りも楽しめました。といっても私が聞き取れたのは3/5くらいですが。マルケイ氏、長い行列に並んでおいしい鮨を食べたとか今日の昼も鮨を食べたとか、そういう話をしてたような気が。

 終演後、CDを買ってサインをもらってきました。
 最初はTrpのバーントセン氏。ピッツバーグ・ブラスのバッハのCDにサインしてもらいました。
「ああ、これはいいCDですよ」
というので、
「バッハ好きなんです」
と返したら、
「何の楽器を吹いてるんですか?」
と聞かれ、
「トロンボーンです」
というと、隣でサインしていたトロンボーンのマルケイ氏が反応してました(笑)。
 もちろん次はマルケイ氏のところへ。そうしたら「お名前は?」と聞いてくれて、名前入りでサインしてくれました! 握手もしてもらったし。えへへへへ。
 ちなみに、CDではなくて仕事で使っているバインダーに書いてもらいました。もうこのバインダーは引退させて家に置いておきます(笑)。

 このバインダーの反対側の表紙に、ホルンのウェブスター女史と、もう一人のトランペット、ヴォスバーグ氏のサインがあります。チューバのポコーニー氏にはCDの方にサインをお願いしました(ポコーニー氏のペンのインクが切れ気味だったのでCDの方がまだ書きやすそうだと思ったんですけど、結果は微妙だったかも)。

 なにはともあれ、大満足の演奏会でした。
 NHKのカメラが入っていたので、そのうち放送されるでしょう。ホールで聴けなかった1曲目を聴くのが、今から楽しみです。うっとり。

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2005.06.08

ちょっとだけ帰ってきた北斎でカルミナ・ブラーナ

ネタを思いついたので。

 
第7曲。

 
 
第12曲。

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團伊玖磨 吹奏楽作品集Vol.1

18995354_156

知人が録音に参加しているとなると、なんだか感想を書くのも緊張する。

スリーシェルズという新しいレーベルから出たCDです。

スリーシェルズは、日本の作曲家の聴く機会の少ない知られざる作品を掘り起こし、それら名曲に今一度接する楽しみを広く提供したいという趣旨のもとに設立されたレーベルです。

ということだそうで。
このCDの意義や価値についてはすでにNAPP氏述べておられるので、そちらを参照していただきたくとして。
以下は、本当に私的な感想・つぶやきです。

収録曲は「奏鳴曲」以外はすべて行進曲。
そういえば、こんなにマーチばかり聴いたのもかなり久しぶりですよ。
ふと思い返してみる。自分が最後に吹奏楽でマーチ演奏したのっていつ?(しばし記憶を辿る)……2年前だ。
吹奏楽をやっていても、行進曲をたくさん演奏するのは中学くらいまでという気がする(運動会とかでいやがおうにも演奏するから)。
コンクールでは2年に一度課題曲がマーチになるけど、最近自分はコンクールに出てないし。しかも、練習するのはたいてい1曲だし。変拍子だのrit.やallarg.だので歩けないマーチも多いし(笑)。
行進曲って普段は意外と演奏してなくて、いざ演奏しようとするとうまくできなくて苦労させられる気が。


印象に残ってる曲についてパパッと一言感想を。

パシフィック・フリートは8分超のマーチ。長っ。しかしかっこいい。メロディーとリズムが耳に残ります。
ブリジストン・マーチのトリオは社歌のメロディを使っているそうですが、今も頭の中をぐるぐるまわってます。妙にかわいい(笑)。
奏鳴曲は評判どおり。演奏してみたい曲。演奏者もよい意味で力が入っているのが録音からわかる。

演奏についてですが、ところどころアインザッツが合わなかったりしているところがあるようで。
数回の合奏で録音だからしかたないのかな。
個々の演奏者・個々のパートの実力はしっかりしているようなので、もう少し時間をかけて練習できたら、すごい演奏になったのでは。
あ、そうそう。どの曲か失念したんですけど、トリオでのトロンボーンのユニゾンが豊かな音色でとても心地よかったです。トロンボーンって、おいしい。
 
 
ちなみに今のところスリーシェルズのサイトとタワーレコードBand Power通販でしか買えないようです。ということで今回はAmazonのリンクはなし。
 
 
……ということで、感想を待って下さっていたお二方、こんな感じでいかがでしょうか。

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同好の士

Daniloさんのブログで先日の「北斎でカルミナ・ブラーナ」の記事が紹介されました。
Daniloさん、ありがとうございます。
また何かつくりたくなってきちゃった。
Daniloさんのところにはオペラを題材にした素敵な作品群が飾られています。
オペラ楽しそうだなあ。

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2005.06.07

商売とは

リンク: ATOK 2005 夏のすいすい入力体験フェア:登録ユーザー様専用省入力データ×100以上

これは何かというと、ATOKや一太郎ユーザーのための入力データなんですね。
たとえば「ぶ」とタイプした時点で「ブログ」等の入力候補が出てきて、「ブログ」って全部タイプしなくても楽々入力できます~っていうやつ。

ま、とりあえずリンク先見てみてくださいよ。
「音楽データ」ってあるでしょ。クリックすると、これまたいろんな種類が出てくるわけです。

「へー、ギター用語。へー、クラシック用語も。ふーん、グループミュージシャン名データまで……」
とずずずいと見ていったら、

「吹奏楽用語データ(564語)」

……うわあ、すごいやATOK。すごいよJUSTSYSTEM。細かな気配りが素敵。商売ってこういうものよね。

ちなみに省入力候補として「こるね」までタイプしたら「コルネット」、「じゃく」まで入力したら「弱音器」なんてのがあるそうで。
ほかにどんな言葉が入っているのか、ちょっと気になってます。

無論クラシック用語はかなりの充実のようです。演奏家、作曲家、作品名、歌手・声楽家名、オペラ、と合計3000を越えるデータ数。「ふると」で「フルトヴェングラー」とか、「しゃる」で「シャルパンティエ」とか。たしかになかなか一発変換してくれないものなので、便利かもです。

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2005.06.05

フラッシュバック

前半は、曲を知っている人にしかわからないネタです。すいません。

昨日、カルテットの練習に行きました。
移動時間が長いので、仕事のことを考えたり本を読んだりイメージトレーニングしたりしてました。
そのときのことです。

今度アンサンブルの演奏会で「ニューヨークのロンドンっ子」をやります。
その3曲目(汽車の曲、"Grand Central")を頭の中で流してました。
ある部分にさしかかったとき、GWの合宿の夜の呑み会でトランペットの子が歌っていた記憶がふいにフラッシュバックしました。

  
「豚バラ豚バラ豚バラ豚バラ カルビカルビカルビカルビ
 豚バラ豚バラ豚バラ豚バラ カルビカルビ ターーーン」

 
 
……。
忘れてたのに。

やばい。うっかり自分も口ずさみそうだ。
 
ちなみに参考音源↓

くまばちは飛ぶ-PJBE・ロリ
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル

CD(1996-04-05)
キングレコード


 
……おい待てamazon、「ロリ」って何だ!?(爆)

※本当は「ロリポップ」らしい。最後までタイトル入れようよー!>Amazon

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2005.06.03

ブラスの祭典3

ブラスの祭典(3)
佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ

CD(2005-05-25)
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ

 店頭で買ったら佐渡氏のポスターも付いてきたんだが、……あついな(漢字変換は任意で)。

 選曲が渋いというか、狙っている年齢層がやや高めな印象。
 演奏は全体的には普通。……とさらっと言ってしまったらいけないのかもしれないが、とくにつけるべき形容詞は見つからない。

 2曲目の「高度な技術への指標」は、課題曲だというし現代的な曲なのかと思っていたらバリバリポップスだった。思わず笑った。違う曲名がついてたら、「ディスコ・キッド」みたいにもっとコンクール以外の場で演奏される機会も多くなったんじゃないかな。曲としていいかどうかと聞かれたら、なんだかなーって印象だけど。

 5曲目の「風紋」は、テンポが上がってから、バックのトロンボーンがちとやりすぎではないですか、と思った。あれはあれでアリかもしれないが、好みではない。あそこだけ妙に異質な印象。

 8曲目の「ディスコ・キッド」はシエナらしい躍動感と透明感のある明るい演奏で好感。ライブだというのも影響しているのは明らか。「シエナ!」って叫びはちょっと気恥ずかしい。


 ところで、1曲目の「20世紀フォックス・ファンファーレ」で、図らずも自分の嗜好を発見した。
 といっても、嫌いな音色を自覚したというはなし。
 大人数のクラリネットのつくり出す独特のもやもや感が、どうも私は気に入らないらしい。その直前まで直管系の金管が鳴ってたから、その対比のせいもあったのかもしれないけど。「ここまでは気持ちよく清々しいのにどうしてここでもっさりもやもやするんだー!!」って思ってしまう。あのもやもや感が曲中で必要な音色として適切に配置されてたのなら文句はないんだけど、そうは思えなかった。あれって原曲ではやっぱり弦なのかな。

 ※クラリネットの音色自体は嫌いではないので、そこのところよろしくです。

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2005.06.01

王の帰還

 いまさらですが、ようやくDVD(SEE)を見たので。

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション

250分(2005-02-02)
ポニーキャニオン

 劇場公開時より50分近く映像が加わったということなので、えーと、4時間超えてるんですね。
 のんびり見ました。
 いろいろツッコミどころはありますが、あの原作をここまで映像化した、という点で評価出来ると思います。
 個人的には、細かいところの美術造型にうっとりです。

 作品全体のバランスを考えると、無難な作りになっていたように思います。サルマンの最期を原作通りではない筋書きで3部の始めの方に持ってきたのは仕方のないことでしょう(それにしてもあの最期のシーンは見ていて痛い……)。

 でもエオウィン姫とファラミアのエピソードの加え方はイマイチ。つまり、寮病院とその後の彼らのシーンですけど。原作では時間をかけて、ファラミアの美徳とともに自分の新しい在り方を見出すエオウィン姫ですが、あれじゃあエオウィン姫が安易に恋愛対象を乗り換えたみたいに見える。いかにも原作ファンへの脳内補完用サービスカットという感じで、中途半端に感じました。まあ、原作のように彼らのエピソードをじっくり語っている余裕は時間的にもバランス上もないわけですけど。それはわかるけどー!!

 それに、アラゴルンの「王の手」のエピソードも上手く使えなかったんですかね。彼が王だということが市民に認知される、重要でおいしいエピソードなのに。まあ、戦関連のシーンでこまごまと増えていた追加シーンのおかげか、以前ほど(第二部を劇場で見たときほど)彼の立ち位置に関する違和感はありませんでしたが……。

 デネソール候の最期は……あれはファラミアに対する良心の呵責でいたたまれなくなって走り出したという解釈でいいのかしら。ていうか、ガンダルフ、デネソール候を止めたり消火したりできなかったんでしょうか。もとからデネソール候を救う気はなかったんですかって思ってしまうくらいの、ガンダルフの冷静な台詞が気になりました。
 そういえばデネソール候とパランティアのエピソードも削られてた? それはそれでアリかもですが。

 あと、劇場版を見たときから気になっていた違和感がもう一つ。ピピンとガンダルフがミナス・ティリスの攻防中に交わす会話。原作ではラスト間際で灰色港を発ったフロドが見た情景として語られる風景(「灰色の雨の帳が~」のくだり)が、ここでガンダルフによって語られるのですが……あのコンテキストだと死後の世界について語っているように思いました。でも、フロドがエルフたちとともに行った西方は、そういう世界ではないと思ってたんですけど……(神様とかその眷属とかはいるらしいけど)。うーん、そのあたりはシルマリルの物語あたりをきっちり読み込まないと正確なところはわからない……。


 よかったところを挙げていくと……

 登場人物たちの人柄や人間関係を示す小さなエピソードの積み重なりは楽しめました。デネソール候に謁見する直前のガンダルフとピピンの会話とか、オークの鎧と衣服を身にまとっても鍋を持って歩くサムとか、メリーと行軍するエオウィンの表情とか。戦場に倒れたエオウィンをかき抱いて号泣するエオメルと呆然とするアラゴルンとか、ミナス・ティリスに連れて行かれるピピンを見送るメリーの表情とか。死者たちを見送った後、アラゴルンにガンダルフが一礼するところとか。
 とてもじっくりと登場人物の内面や人間関係を描いてきたために、端折られてしまったところが悪い意味で目立つことにもなってますが。

 指輪を手放す前後のフロドの表情の変化は、役者だなあと思いました。

 そういえば、監督の趣味なのでしょうが、全編通じて異形の敵が生き生きしてましたな。見た目はアレだけど。異形の味方(幽霊さんたち)も楽しそうでした。

 全体的には、満足。

 特典ディスクや隠し映像はこれから楽しみます。

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